区議会での発言

平成25年3月25日に行われた 予算特別委員会で、自民党の総括質問を行った際の会議議事録を掲載しています。議会での発言は中央区議会のホームページから検索できますので、質問者「押田まり子」で検索してみてください。

○押田委員
 そうなんですよね。風疹の数を聞いただけで非常にびっくりしてしまってちょっと駆け足だったのでごめんなさい。そうなんです。新川区民館の前を昔通ったときに、人だかりができていて、何の大きな集会があるのかと思ったんです。受動喫煙ではなくて、ポイ捨てとか歩きたばこがだめだから、灰皿のあるところでしか吸えないから群がるんですね。そうすると、そこにいたのは集会の人ではなくて、お昼休みのサラリーマンとか、OLさんたちでした。撤去されて、その光景はなくなったんですが、ふっと、あの人たちは灰皿を求めてきょうはどこに行ったのかななんていう感覚があるわけで、受動喫煙を防止するにも、やはり環境の整備は必要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 最後の問題で、今まちは集合住宅が非常に多くなってきているんですね。でも、それぞれ特徴があると思うんですよ。ただ、多くの町会に共通して言えることは、活動できる人の高齢化であろうと思っています。
 一般質問では、我が会派も町会の高齢化と若手の養成という問題を取り上げさせていただきました。その折のお答えは、これからの地域活動の担い手の中心として、若年層の皆さんに活躍していただくことが極めて重要であります。若い世代の方にも気軽に参加していただけるように、大江戸まつり盆おどり大会、区民スポーツの日、まるごとミュージアム、雪まつりなどを開催いたしております。町会・自治会などが行う季節行事や交流イベントなどへの援助を通じて、地域の皆さんに触れ合い、理解し合える機会づくりなどに努めているところでありますということでした。
 私のおりますまちも例外でなく、高齢者が多くなってきました。青年部もできたんですけれども、平日は勤めに行っているとか、家で仕事をしているので、平日の昼間にイベントの準備があったり、町会の用事があっても、働けるのはまちにいる高齢者ばかりなんです。この間もテントを張ったりテーブルを出したりするという準備があって、そのとき1人が笑いながら、この中で70歳以下のやつはいるのかと声をかけたら、誰も返事をしなくて、自慢じゃないんですが、私、私、と言ったのは私1人だったんですよね。本当にまちがそういう状況なのです。
 それで、小さなまちなので、全員が参加を目標にしているんですが、先ほども申し上げましたように、平日だと青年部はなかなか出られない。日曜・祭日にしてしまうと、多く加入していただいている企業の方が出られないと、痛しかゆしのところがあるんですよ。それでも私のいるまちは比較的中・小のマンションが多いので、マンションもまちの行事に割と参加してくださっています。町会とマンションの交流もあるほうだと思っています。
 昔、新川のまちは、早くから地上げの目標になりまして、あっという間に1,000人ぐらいがいなくなってしまったんです。まちで送別会をやって、ほかの区に行って新築祝いをやると、そういう日が続いて、議会から帰るときも、きょうも送別会なのでと言うと、先輩から、送別会屋さんと冷やかされてあだ名がついたくらいです。
 行政のほうも、いろいろとまちづくりを一生懸命考えてくださいました。地区計画や何かの説明会のときも、前面を1メーター下げると、高度利用ができて土地の利用が有効になりますよという話をしてくださったときに、当時の町会長たちは何を言ったかというと、ここで商売をやっている者にとって、1階を1メーター減らされてしまったら、幾ら上に伸びてもそんなスペースは欲しくないんだと。1階のスペースが何より大事なんだと言いました。まちのためを思って一生懸命提案したのにと思った当時の理事者はむっとなさったんですよね。よく覚えているんですけれども、そうだと思います。その後、そのせいかどうかわからないですけれども、幸か不幸か、新川のまちの中は高層・超高層マンションが余りなくて、薄くなりながらも町会もマンションもお互いの交流に努力をして続いているんですよ。
 本区の中には高層マンションの多い地域もたくさんありますけれども、中・小規模マンションでも交流はなかなか難しいのに、ちょっと言い方は申しわけないんですが、この高層マンションというのはもう町会の手に負えるレベルではないんです。防災などで行政が中に入っていらっしゃることで少しはできると思いますが、今後どのようなかかわりをこういうところに持って対策を考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 新しく計画されております高層住宅における住民間のコミュニティでございます。
 このことにつきましては、いろいろな事業者さんであるとか、そういったところでも住民さんのコミュニティについての取り組みが行われているところでございます。区といたしましても、そういったものも参考にしながら、住民の方々のコミュニティがきちんとつくれて、災害時等にもきちんと対応できるようなコミュニティ形成につきまして、どういった方法があるのかというあたりについて、研究をさせていただきたいと思っておるところでございます。以上でございます。

○浅沼区民部長
 私より、少し補足をさせていただきます。
 委員御指摘のように、高層マンションになりますと、世帯数、また人口も非常に大きくなってしまいます。そういった中で、地元の町会の方からも、やはりその方たち全て、町会の中でコミュニティを形成するのはなかなか難しいというような声も聞いているところでございます。
 非常に大規模になってしまいますと、地元の町会さんとのお話ということもございますけれども、町会さんの中で独自に自治会をつくっていただきたいというようなお話もございます。そういうときにつきましては、マンションの方等のお話、それから町会の方とお話をさせていただきまして、独自に自治会をつくっていただいて、その上で地元の町会さんと交流等を図って、コミュニティを形成していただくということが第一かなと思ってございます。
 また、町会さんの中には、大規模のマンションであっても、やはり町会の中に加わっていただきたいという方もございます。そういうところにつきましては、きちんとお話をさせていただいて、入っていただくこともございます。ただ、最近のマンションですと、オートロックというようなことで、町会の方も中に入りにくいと、どなたが住んでいるのかわからない、また、高齢者の方の支援をしようとしてもなかなか入りにくいといったような声も聞くところでございます。
 また、こういったところのマンションでのコミュニティというのは、なかなか難しいところだと思いますけれども、例えば、防災といったような観点でございますと、やはりマンションの方も非常に関心を持ってございますので、これはマンションだけで終わるものと、そうでないものとがございます。そうでないものにつきましては、地元の町会さんと良好なコミュニティをつくっていただきたいと考えてございますし、また、例えばひとり暮らしの高齢者の方の見守りといったものは、オートロックで町会の方が入れないといったようなこともございますので、そういうときには、そのマンションの中でうまく見守り等の活動ができるようなコミュニティというものも必要かなと思ってございます。
 今後さまざまな形態というのが出てくるかと思いますので、町会・自治会の皆さん、また区民の皆様とお話をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。

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