区議会での発言
平成25年3月25日に行われた 予算特別委員会で、自民党の総括質問を行った際の会議議事録を掲載しています。議会での発言は中央区議会のホームページから検索できますので、質問者「押田まり子」で検索してみてください。
○押田委員
本当にメリットもあるけれども、多少のリスクは考えなければいけない、非常に行政側としても難しいところがあるんだなと。でも、一番のもとは、命がこれによって多く救われるということを忘れずに、きちんとした予防をしながら対処していっていただきたいなと思います。
簡単に伺いたいんですが、福祉保健委員会でもほかの委員さんから質問がありました今話題になっております風疹の流行、それによる先天性風疹症候群の発症について、1つお尋ねをしたいんですが、本区における先天性風疹症候群という発症があるんでしょうか。風疹の予防接種を受けたことのない女性が妊娠初期にかかると、生まれていらっしゃる子供さんが先天性風疹症候群になることがあると言われていますよね。本区はこれまで風疹の流行に対する対応をとっていらっしゃったのか。それから、このワクチンについてどのように考えられているのか、お考えを伺いたいと思います。
○尾本健康推進課長
まず、委員御質問の先天性風疹症候群の発生状況についてでございます。
今、全国で6例、つい最近7例目の報告があったという報告がなされましたけれども、この7例は中央区の症例ではございません。また、都下でもないところでございます。
風疹そのものの発生状況に関しましては、これまでにない発生状況が昨年秋から続いておるところでございます。風疹は全例・全数報告の疾患でございますけれども、現在も都下で週に100例ほど毎週毎週重なっておる状況でございまして、昨年同期の20倍を超えるような発生状況でございます。
その中で、委員が述べられましたけれども、これまで風疹にかかったことがない、あるいは予防接種を打ったことがない、いわゆる抗体がないお母様が妊娠初期に風疹に罹患されると、先天性風疹症候群、心臓、それから目や耳に奇形を持って生まれてくるお子さんが発生することが最も懸念されるところでございます。
この先天性風疹症候群は、現在、中央区の症例としてはないところでございますけれども、今の流行の状況に鑑みまして、我々は、防止を図っていかないといけないところだと認識しております。