区議会での発言

平成25年3月25日に行われた 予算特別委員会で、自民党の総括質問を行った際の会議議事録を掲載しています。議会での発言は中央区議会のホームページから検索できますので、質問者「押田まり子」で検索してみてください。

○押田委員
 本当に今おっしゃったように、そうなんですよね。国際理解教育について、私、いろいろ質問させていただきましたけれども、教育長がおっしゃったように、日本人同士でもそうです。相手と自分が違うということを知ってから、相手が理解できるというところもありますので、その辺も含めて、今、国際理解教育に非常に力を入れていらっしゃるということでしたので、これからも特徴ある教育行政を進めていっていただきたい。
 中央区の公立学校であるという大前提を崩してはいけないと私は思うんです。しかし、本区の中でも人口の偏在もこれから考えられてきたりもします。そのような中で、やはり特認校制度、自由選択制度なんかがいろいろあるわけですから、それらも含めて特色ある学校づくりが必要な要素になってくると思っております。児童や生徒が私立や他区に行くことよりも、本区の公立学校に通うことが誇りとできるような、そんな形の学校になっていってほしいと願っておりますので、教育行政のさらなる御努力をよろしくお願いしたいと思います。
 次に、区民の健康を守る立場から何点かお尋ねさせていただきたいんですが、今委員会でも子宮頸がんワクチンの話が話題に上ってきていました。それで、ワクチンを投与する場合、メリットばかりではないということも承知はしています。しかし、そのリスクを限りなくゼロにするために、細心の注意や理解を求めることは大前提ではないでしょうか。これにより多くの命が救われるということは、とても大事なことだと思っています。
 がんという病気で命を落とす人は、私のすごく身近にもおりましたし、皆さんの周りにもいらっしゃると思います。痛いとか、苦しいという症状が余りないこの病気というのは、発見もおくれたりするようになりますし、それからの治療しかこれまでもすべがありませんでした。予防も余りできないし、例えば食道がんだったら、熱いもの、刺激のあるもの、それからお酒も控え目にすればなりにくいとか、肺がんはたばことの因果関係があるとか、そんな形で、検査で発見される時期によって、治療とか効果が全く違ってしまうという大変困った病気だと思っています。
 その中で、これはワクチンによる予防ができるという唯一のものなんですよね。ただ、杉並区でのワクチンのお話が前もありましたように、接種で14歳の女性に重い副反応が出たということも報道されています。本ワクチンに限らず、ワクチンというのは有効性とともに安全性が確認されていると認識はしていますが、同時に副反応があるということも理解せざるを得ないのかなと思います。
 本区では、ワクチンにおいて重篤な副反応が出た方がいらっしゃるのでしょうか。また、区民には副反応が生じる可能性については、どのように伝えていらっしゃいますか。また、本当にあってはならないことなんですが、発生時、もし発生した場合にはどのように対処なさるんでしょうか。お尋ねさせていただきます。

○尾本健康推進課長
 委員が述べられましたように、予防接種で防げる疾患は予防接種で防いでいくというのが今の医療、保健の本流でございます。そうした中で、我が国におきましてもさまざまな予防接種を定期として、あるいは任意接種助成として行っているところでございます。
 そうした中で副反応の問題でございます。軽微なものも含めますと、実は副反応がない予防接種はないわけでございますが、こうした副反応におきましては、政策を根本で立案しております国も、接種による利益と副反応によるリスクを予防接種部会等でさまざまに検討しておりますし、実際、接種主体となります中央区におきましても、我々がさまざまに判断し、定期接種、任意接種の助成等を行っておるところでございます。同時に、我々が判断したところを、区民の方、接種を受けられる方にも十分理解いただけますように、さまざまな形でお知らせをしておるところでございます。
 衛生費の款で、子宮頸がんについて、その副反応等のお知らせについて、区ではA4サイズの紙4枚にわたりまして、詳細に、かつわかりやすく御説明しておるところも申し上げたところでございますが、そういう形で区民にお知らせをし、区民にも御判断いただき、我々も十分理解しながら接種を進めておるところでございます。
 なお、子宮頸がんの副反応については、現在、区ではその子宮頸がんの予防ワクチン接種による重篤副反応の報告は受けていないところでございますが、子宮頸がんに限らず、予防接種で重篤な副反応がございましたときには、区、あるいは国に直ちに報告が上がることになっております。それに対して、区が因果関係をきちんと詳細に検討し、対応していくということはきちんと決まっているところでございます。以上でございます。

Copyright(c) 2015 OSHIDA MARIKO All Rights Reserved.